2014年7月7日月曜日

若者のために選挙をW杯的にしよう

そはらです。

子育てとか、なんか社会的にひずみがあるようなドメインで仕事をしていると、

改めてこれから長いことこの国で生きていく若い人が選挙に行って、自分の権利を主張するのが大事だなー、と思うわけです。
ただ、若者は選挙には基本的には興味が無いです。しかも正論じゃ動かない。
でも、盛り上がる要素をちゃんと設計してあげれば、意外と若者ノってくるんじゃないかなと最近考えています。

今回のW杯の盛り上がりを見ていて、なんか若者を問答無用に駆り立てる要素が詰め込まれているような気がして、色々と考えていました。
そもそも若い奴らが負けても渋谷のスクランブル交差点でハイタッチしまくっているところを見ると、明らかにピュアサッカーファンの人は少なくて、ただ普段貯めているエネルギーを発散する場所が欲しいだけだよな、とか。
一方で、今年あった冬季オリンピックでは別にそこまで盛り上がっていなくて(SP後の真央ちゃん頑張れ的なのだけ盛り上がったけど)、これは若者がエネルギーを発散するに至るための制約条件が何かしらあるな、とか。

20そこそこの若者がW杯で騒ぎたくなる要素を、主に僕の独断と偏見に頼りに考えると、こんな感じ。
・4年に1回開催(お祭り感)
・メディアの注目率が高い。事前予想とかもする(盛り上がっている感、なんか乗っとかないと乗り遅れる感)
・試合自体は2時間で終わる(時間効率が良い感)
・男女の垣根が低い(男女の連帯感)
・酒飲む口実になる(飲んで騒げる感)
・別に普段意識していないけど、日本を応援する、という所属が明確(マイチームが明確にある感)
・メディアが選手にストーリーを付け加えている(わかりやすいストーリー感)
・4年間同じ監督で、同じチーム(積み重ね感)
・勝敗が明確(勝った時の高揚感)

オリンピックは、「飲んで騒げる感」とか、「マイチームが明確にある感」に乏しいのかなと。

で、これらの要素を選挙に当てはめればいいんじゃない?と思うわけです。
20代を選挙に行かせるために、こんな↓仕掛けをしたらどうでしょうか。

・20代限定の若者党を作る(マイチームが明確にある感)
・党としての照準は衆院選限定。最近多いけど、本来であれば4年に1回くらい(お祭り感)
・海外の元政治家(有名政治家じゃなくてもOK)を監督として連れてきて、定期的にこいつはイケる!という代表を党内から目利きしてもらって、独自の世論調査を定期的にしていく(積み重ね感)
・若者党から何人か立候補。候補者それぞれのストーリーをしっかりと作って発信する。小学校の卒業文集に総理大臣になる!とか書いてあるとパーフェクト(わかりやすいストーリー感)
・もちろん立候補者は男女半々(男女の連帯感)
・メディアは衆院選なので無論大々的に取り上げる(盛り上がっている感、なんか乗っとかないと乗り遅れる感)
・投票は30分で終わる(時間効率が良い感)
・選挙終わったら若者党主催で日本各地で打ち上げ飲み会する。全員無料で、選挙速報を酒飲みながら朝までパブリックビューイング(飲んで騒げる感)
・勝敗は明確(勝った時の高揚感)
・負けたら自分たちの選挙ができなかったと弁明。みんなで交差点でハイタッチ。※痴漢は厳禁
・「もう4年後の衆院選に向けた戦いは始まってますからね!」

正攻法で攻めてる学生団体やNPOの皆さん、正論は捨てて、こんなのやってみませんか?