2016年9月5日月曜日

おしゃれのカタマリ

こんにちは、社長のソハラです。
突然ですが、どうしても耳に残って離れなくなる言葉ってありませんか?

先日渋谷のカフェで仕事をしていたときのこと。
隣のテーブルに女子大生と思わしき2人組が着席しまして、その会話が耳に入ってきました。仮にAさんとBさんとしましょう。

...注文したごはんが運ばれてくる...
Aさん「わー、ここのごはん超おいしそー」
Bさん「すごい〜おしゃれ~」
Aさんカメラでパシャパシャ
2人でインスタがどうのこうの
...中略...
Bさん「渋谷とか表参道っておしゃれな場所多くない?」
Aさん「まあ表参道だからねー」
Bさん「なんかさ、この前おねえちゃんが写真送ってきてさ」
Aさん「うんうん」
Bさん「そこがなんかもう、すっごいおしゃれで。おしゃれなカフェとかすっごいはいってたんだけど」
Aさん「へー。それどこなの?」
Bさん「いや、場所はよくわからないんだけど、なんかららぽーとみたいなフロアマップも写真おくられてきたんだけどよく分からなくてさ。でももうすっごいおしゃれで。なんて表現したらいいかなぁ。『おしゃれのカタマリ』って感じなの。」
Aさん「おしゃれのカタマリってなんだよ(笑)おしゃれのカタマリって(笑)」


隣で聞いていた私、表参道ヒルズ?代々木ヴィレッジ?コミューン246?という疑問が頭の中をぐるぐる回りつつ、Aさんの執拗なツッコミと、「おしゃれのカタマリ」という語感に我慢しきれなくなって吹き出しそうだったんですが、全力で唇を噛みしめてこらえました。
多分バレてたと思います。

で、それ以来、「おしゃれのカタマリ」って表現がどうしても頭を離れなくなりました。
既に我が家のマイブーム。
「カタマリ」って語感のおしゃれじゃなさ、すごくないですか?全ッ然おしゃれじゃない。漢字で書いたら「塊」ですよ。もう形がダサい。
でも、だからこそ引っ掛かりがあって人の頭の中に残る。

むかし、粉雪が降ってきて「こな〜〜〜〜ゆき〜〜〜〜」って叫ぶ奴はいない、的な音楽評論を読んだことがあるのですが、その「こな〜〜〜〜ゆき〜〜〜〜」と同じくらい、矛盾を内包した破壊力があると思うんです、「おしゃれのカタマリ」。

すごいなぁ。
人をすごく惹きつける言葉を生み出す力。

今日も弊社は平常運転です。