「問いかける」ということ
初めまして、インターンのRyoです。
気温がどんどんと下がってきて、雨なんかが降ると自転車には乗れません(笑)
そんな時には家の前から出てるバスに乗るんですが、
この間、僕がバスに乗り込むと何故かバスが出発せずに停まったままだっだんですね。
「あれ、僕なんかしたかな」
とちょっと不安に思っていたら、バスの運転手さんが一言。
「大丈夫ですか?」
「はい?」と思ったのもつかの間、
「あ、はい」と一言。
その声の方を確認すると、
そこにはベビーカーを畳んで赤ちゃんを抱えているお母さんが。
この「大丈夫ですか?」は、そのお母さんに対する問いかけだったんですね。
その後、お母さんの周りにいた座ってるお客さんが立ち上がって
椅子を譲ってお母さんは無事椅子に座ることができました。
これは普通の「ホッ」とするお話なんですが、僕がすごいなと思うのは運転手さんが
お母さんの周りの乗客に、
「お母さんが困ってます、誰か席を譲ってくれませんか?」
と問いかけるのではなく
お母さんに、
「大丈夫ですか?」
と問いかけたことです。
もし、運転手さんが「誰か席を....」と問いかけたとしても
結果は同じで、誰かが席を譲ってはくれていたでしょう。
つまり「誰か席を譲ってくれませんか?」と言われると譲る人は
誰か(運転手さん)に言われて席を譲るという、受動的な行動をします。
しかし、
「大丈夫ですか?」この一言は、
これを聞いた人の能動的な行動を引き起こすと思うんです。
席を譲るという結果は同じでも
席を譲る人がどう感じるかは、この2つの問いかけで全く違うのではないでしょうか。
大学のグループワークをしていても誰かとチームで行動をしていても、
必ず「問いかける」という行動は発生しますよね。
もちろん「何を」問いかけるのかも大事ですが、「誰に」問いかけるのかで結果が同じでもそこに至るプロセスがより良いものになることが日常生活でも往々にあるように思います。
僕も質問をする時=問いかける時、
「何を」だけでなく「誰に」問いかけると効果的なのかを意識しようと思います。
以上、バスの運転手に学んだ「問いかける」という話でした。
次は、誰のどんな話が聞けるのか楽しみですね!