2016年12月12日月曜日

本ブログ初のエンジニアっぽい記事(?)

長谷川です。本ブログ、タイトルは『コモリブの開発室から』となっているのですが、今のところ開発室的要素はゼロ。なので今回はエンジニアらしい記事を書いてみます。

Google Search Console

Web サイトを運営しているサービスなら必ずお世話になるこのツール。Google のクローラーが検出した各種エラーのチェックのほか、各ページへの流入数、流入キーワード、平均表示順位等かチェックできる有り難いツールとなっています🙏

Google Search Console はとても役に立つツールなのですが、ちょっと不便な所もあったりします。UI の制限上、ページ毎の表示順位や流入数の確認は 1 ページ毎にしか行なえません。チェックしたいページが複数ある場合、該当ページの URL を一つ一つ手入力してあげないといけないと駄目なのが非常に辛いところです😭

そういえば、Search Console って API あるのでは?

はい。ふと思って調べてみたら有りました!気になる各種 Quota ですが、以下のように非常に寛容な形で提供されています。これをうまく使うことで公式の Search Console の UI による制限を受けずに各種ページの Google 検索結果パフォーマンスの確認を行うことができますね!

Per-site limit (calls querying the same site):
  • 5 QPS
  • 200 QPM
Per-user limit (calls made by the same user):
  • 5 QPS
  • 200 QPM
Per-project limit (calls made using the same Developer Console key):
  • 100,000,000 QPD

Google Search Console Archive

さて、API が使えることが判明したのでこれを叩けば色々と捗る事が分かったのですが、やっぱり UI が欲しい。かと言って1から実装するのは面倒なので取りあえず GitHub を探してみたところ見つけたのがこちら。

https://github.com/OuestFrance-Multimedia/Google-Search-Console-Archive


見つけた時点では Star × 3、Fork × 0 の全く無名なプロダクトでしたが、Read Me に良さげな画面のスクリーンショットが載っていたこと(でも、解像度低過ぎて細かい所見えない…!)、作り始めてまだ 3 ヶ月の若いプロダクトということで、実際に動かして試してみる事にしました。

恐らくこのプロダクト初の人柱となったので仕方が無いところではあるのですが、いくつかバグに当たってしまったため、動くようになるまでちょっと手こずってしまいました💦

(本家の Read Me に載っているスクリーンショットでは小さすぎてよくわからないので、実際の画面が気になる人も結構(?)いるかと思います。大きなスクリーンショットを載せておきますね↓↓↓ クリックで拡大可)




ちなみに修正したバグたちについては Pull Request を投げておきました。ですが、遭遇したバグたちはいずれも作者の手元の環境ではすでに直っていて、単に commit & push が漏れているだけのような気がしていますので、マージされるかどうかは不明です 。とりあえず本家に修正が入る前にもし動かしてみたい方が居ましたら、私が fork したリポジトリの develop ブランチを試すのが良いかと思います。色々と細かいところは省略されてはいますが、基本的に Read Me に書いてある手順を実行していくことで動かすことができるかと思います。

バグ修正版 fork:
https://github.com/h6ah4i/Google-Search-Console-Archive/tree/develop


日々、あまりいろんなことに時間を割いている余裕はなかったりしますが、これからも小さなところからエンジニアらしく業務改善していけたら良いな、と思います。